姿勢改善

姿勢改善について

年齢とともに気になってくる姿勢の悪さ

子供の頃から猫背という方をはじめ、社会人になってデスクワークやパソコン作業が多くなり、次第に猫背気味になったという方は少なくありません。 また、加齢に伴い、前かがみの姿勢になってしまう方も多いです。 歳を重ねると筋肉が減ることや筋力が衰え、背筋も腹筋も衰えていきます。 すると、姿勢が保てなくなり、前かがみになってしまうのです。
さらに閉経を迎えてホルモンバランスが変化し、カルシウム不足やカルシウムの吸収が悪くなってくると骨粗しょう症になりやすくなります。 骨粗しょう症には至らなくても骨密度が低下することで、骨格もバランスを崩して姿勢の悪さが目立つようになってしまう傾向が見られます。 高齢者の中には背中が曲がってしまう方も見られますが、筋肉や筋力の低下や骨のもろさが大きな影響を与えるため、そうなる前に対策をとることが大切です。

姿勢の悪さは体にさまざまな影響を与えます

年齢を重ねるにつれ、どうしても背中が丸まりがちになり、姿勢が悪くなって、歩幅なども狭くなっていきます。 前かがみになると歩きにくくなり、足元もおぼつかず、歩幅も狭くなって歩くスピードも遅くなってしまうのです。 以前だったら5分で歩けた距離が8分かかる、10分かかるという場合や、ご家族やご友人と一緒に出掛けた際に少し早歩きしないと追いつけなくなった、「歩くのがのろくなったね。」などと指摘された場合は、加齢の影響や筋肉の衰え、それに伴う姿勢の悪さが影響している可能性があります。 姿勢が悪くなると、体にもさまざまな影響を与えるので注意しなくてはなりません。 姿勢が悪いということは、本来あるべき人間の自然な姿から、位置やバランスが崩れていることを意味します。 バランスが崩れることで、さまざまな体の部位に痛みが生じることや疲れなどが生じてしまうのです。

肩こり

肩こりはさまざまな要因が重なり合うなどして引き起こされますが、姿勢の悪さも一つの原因です。 猫背になると骨格が歪み、血流が圧迫される場合やスムーズに流れなくなります。 巡りの悪さは筋肉を凝り固まらせ、痛みや炎症の原因となるので注意しなくてはなりません。

腰痛

猫背や前かがみの姿勢になった場合や腹筋と背筋が弱まって上半身が支えられなくなれば、上半身の重みを腰が受けてしまうことになりかねません。 腰に負担がかかって痛みの原因になることがあります。

眼精疲労や頭痛

姿勢が悪くなると書類やパソコンとの距離も適切に保たれず、眼精疲労の一因にもなります。 視神経が酷使されることで、自律神経をつかさどる脳が疲弊し、頭痛が生じることも少なくありません。 姿勢が悪いと、骨格の歪みが血流を圧迫するなどして巡りも悪くなります。 そのために脳に十分な酸素が供給されにくくなり、頭痛を感じる方も少なくないのです。

歩きにくさ

既に猫背傾向にある方はもちろん、試しに下を向くことやうつむき加減で歩いてみてください。 前をしっかりと見て、胸を張って堂々と歩くのとは異なり、歩幅が狭くなり、躓きそうになるはずです。 気落ちして元気がない方が下を向いてトボトボ歩く様子がマンガやドラマなどで描写されることがありますが、下を向くとトボトボとしか歩けないのです。 姿勢が悪い状態で歩いていると長時間歩くと疲れてしまい、歩くのが苦痛になっていきます。 歩くのがつらくて外出を控えるようになれば、さらに筋力低下や身体能力の低下を招き、介護にもつながりかねないため注意が必要です。

疲れやすさ

このように姿勢の悪さは体のあらゆる部分に負担をかけるため、体が疲れやすくなります。 いつまでも若々しく元気に活動していくためにも、正しい姿勢を保てるようになり、元気に歩けるようになることが大切です。

姿勢改善で美と健康を手に入れるには

猫背だから背中をピンとさせるなど、体の一部分だけを改善しようとしても意味がありません。 なぜなら、体はすべてつながっているので、背筋だけを意識しても、腹筋が鍛えられていなければ、頭や背中の重さを支えきれず前かがみになってしまうためです。

だからといって、上半身だけを鍛えるだけでは足りません。 上半身を支える下半身もしっかりしていなければ、やはり、前傾姿勢になったり、逆に反り返ったりと姿勢がきれいに保てないからです。

では今から、腕立て伏せをすることやスクワットをするなどハードな筋力トレーニングをしなくてはいけないのかというと、その必要はありません。 正しい姿勢を身につけ、正しい歩き方でウォーキングができるようになれば、筋力も鍛えられ、自然と改善されていきます。

姿勢改善に導くポイント

では、姿勢改善によって美と健康を手に入れるためには、どのような点に気を付ければ良いのか、ポイントを確認しておきましょう。 ポイントは大きく3つです。

  • きれいな姿勢でウォーキングレッスンをすること
  • 正しい歩き方を常に意識すること
  • 繰り返して習慣化すること

です。
正しい姿勢で歩き、体の筋肉をしっかり動かすことによって、骨格の歪みが次第に改善され、筋力が鍛えられて姿勢が美しく変わっていきます。 姿勢がよくなるにつれ、これまで悩まされていた体の不調や疲れやすさ、歩みののろさなども少しずつ改善されていくことでしょう。

年齢を問わずチャレンジできる

姿勢改善のためには下半身の強化や、腹筋、背筋などの強化が必要というと、今から筋トレとか無理とあきらめてしまう方が少なくありません。
ですが、日々の歩き方を変えるだけで、筋肉がつき、筋力も鍛えられていきます。
猫背などの姿勢の悪さは体の至るところに負担をかけると言いましたが、その反面、楽な姿勢でもあります。
背筋を伸ばしてピンとまっすぐに立ってみてください。 背筋も使いますし、腹筋も使わないとお腹がだらんと出っ張ってしまいます。
まっすぐ立つ際には太もも、膝、ふくらはぎの筋肉にも力を入れ、足の裏もしっかり地に着けて根を張らないと、体が揺らいでしまいます。
逆に言うと、正しい姿勢で立つこと、正しい姿勢で歩くということは、それだけでも筋力トレーニングになっているのです。
現在のライフスタイルを大きく変えて、無理な運動を取り入れなくても、これまで通りのライフスタイルの中で歩き方を変えるだけで、姿勢改善や健康維持、向上が期待できます。

習慣化が大切

歩く習慣もないという方は、まずはウォーキングを少しずつ習慣化していきましょう。 ハードなトレーニングとは異なり、楽しく歩くだけで良いのです。 姿勢の悪さにコンプレックスを持っていた方も、前を向いて堂々と歩くことをマスターできれば、街中でショーウィンドーなどに映った自分の姿を見て、自信を持てるようになるはずです。

ポッコリお腹やお腹周りのぜい肉が気になっていた方、背中や太もものセルライトが気になっているという方も、正しい姿勢で元気よくウォーキングを続けているうちに、ボディラインが美しくなり、サイズダウンも目指せます。

有酸素運動で健やかで美しい体を手に入れよう

ウォーキングは有酸素運動であり、正しい姿勢で正しく歩くことで巡りが高まり、代謝アップが期待できるのもポイントです。 年齢を重ねると筋力も落ち、代謝も低下していきますが、有酸素運動を通じて体内にしっかりと酸素を取り込み、代謝を高めていくことで、太りにくく、痩せやすい体へとシフトしていき、疲れにくい体作りが目指せます。

姿勢改善で骨格のバランスを整え、筋力が高まれば、介護の予防にも役立ちます。 年齢を気にせず、今からでも一緒にチャレンジしましょう。